「…それで後悔しない??」

『……。』

「もしかしたら隼人くん、襲われてるかもよ??」



一瞬、耳を疑った。


隼人が…、襲われる??



「いいの??」

『やだ。』



あたしは即答。


隼人が他の人に襲われるなんて…考えたくもない。



「じゃあ行きな。」


力強い口調で、言い放つ麗奈。


そんな麗奈には何も言わず、私は足を屋上に向けた。



あたしがいくことによって、隼人を守れるなら、考えてるヒマなんてない。


行かなくちゃいけないんだ。