「いやぁ〜悪いな〜さすが先輩思いの木暮君だ〜。」



そう言いながら、レジに並んだ拓海の昼飯達の横に俺の分を置く。



今のはちょっとわざとらしかったか…馬鹿拓海がキョトンとした目で俺を見る。



続いてメガネ君が昼飯を……



昼飯を……



って何、頭押さえてうずくまってんだよ!



「痛ひ…。」



振り替えると頭を押さえ、うずくまってるメガネ君。俺を見上げるその目はうっすら涙目だ。



急いで立ち上がらせ、無理矢理レジ前に押し出す。



俺が恋のキューピットになってやるから頑張れ!根性見せろ!奇跡を見せろ!



大丈夫、俺がフォローしてやるからな頑張れメガネ君!



口には出さずそう思いながら、後輩思いの俺はメガネ君の背中を優しく押した。



ドン!