先生からの紹介が終わり先生が教室を出た瞬間
高鈴君の周りは女子で溢れた。


ひかりももちろんその1人。


すると、「やっほー」

誰かがあたしの肩に手を掛けた。

「なーによ新」

あたしはそれが新だとすぐわかった。
新は少し笑って、

「なぁ、お前は行かないの?転校生んとこ」
そぉ言った。

新が顔を覗き込む。


「別に―・・あんま興味ないしね」

「へえ―――」

「ちょっと、なににやけてんの?気持ち悪い。」

「なんでもねーよ!」


パチっ


その時、少し視線を感じた。

みると、女子の間から少し見える転校生・・・

高鈴君がわたしを見てる・・・?ような。


「凛玖?ど―した?」

新がわたしを不思議そうに見る。

「あ・・・いや別に。」

ふーん

新がそんな顔をする。


「ちょっと凛玖―!」

ひかりが走ってきた。

「なによー。転校生はもぉいいの?」

「えっへへー!カッコよかったよ♪めっちゃ!
・・・でもぉ・・・
あんたたち2人がイチャイチャしてるのは見過ごせないよねー☆」

そぉ言いながらわたしと新を見る。


「ちょっとーわたしと新はそんなんじゃありません」

わたしがちょっと呆れてそぉ言うと

「凛玖はそうかもしれないけど、新はどぉかなぁ~~?
ねっ?大輝?」

気づくとそこにはひかりの彼氏大輝が立っていた。

「うんうん!だよなぁ~?新 笑」

「おおおおおいっ!!!なに言ってんだよ!?大輝まで!」