キーンコーンカーンコーン

「あ!凛玖!おっはよー」

「ひかり!おはよオー!」


夏休みも終わりわたしは高校二年の二学期に入った。


「ねぇーしってる―?今日、転校生くるらしーよ」

ひかりが目を輝かして言ってきた。

「え―?そぉなんだ!知らんかった!」

「新が言ってたんだけど、けっこーかっこいいって!!」

新ってゆーのは同じクラスのうるさい男子だ。

「そぉなんだ・・・って、転校生って男なの!?」

「うん!」

えーなんとなくで女かと思ってたから意外ー。


ガララッ


「あ、せんせーだ!」

わたしたちはとりあえず席に着いた。

「はーい。おはようございます。
さて、もうみんなしってると思うが今日からこのクラスに1人イケメンが
入るゾー!女子よろこべ―!」

「きゃあ!やっぱりイケメンなんだぁ!」

ひかりがうれしそうに言う。

「ちょっと!ひかりには大輝がいるでしょ!」

大輝とはひかりの彼氏だ。

「わかってる♪でも、それはそれ。これはこれ!」

「もぉ~」

「よし!じゃあ、入っていいぞー。」


ガララ…


先生の呼びかけを合図に1人の男が入ってきた。


今思えば、この瞬間を機にわたしの運命は大きく変わったんだ。