「そいえば小梅はさ、小梅パパ似だよねっ!」



「え?そうですか?」



「うんっ!口元とか鼻とか似てるよー!あと、性格もねっ」



「性格もですか?」






うーん。



あまり意識したことないけど…。







「けど目の色だけは似てねえよな。あの人たちと小梅」



「そうだね。目はあたしとおんなじだよね、小梅」



「えぇ。そうですね」





リナの言うとおり、私の目はリナと同じブラウン。



お父様は黒、お母様は深紅なのに。








「てゆか、綾小路さんたち。話ずれてる…」



「そ、そうですね。すみません…」



「つか、写真に写ってる男なんてどーでもいーじゃねぇか三笠」



「いや、まぁ確かにどーでもいーけど…なんか気になったんだよ!わりぃか!?」



「誰もわりぃなんて言ってねえし…」



「そこに写っているのは私だよ」