「それでいいの?」 「それって・・・?」 「流本はそのまま咲と話さないまま留学しちゃっていいの? つらくないの?後悔しないの?」 胸の奥がズキズキと痛みだす。 これはいったい何だろう? 「そんな…後悔なんてするわけねぇよ!」 流本から笑顔が消える。 何かを吐き捨てるような言い方だった。 「そっか…。」 苦しい。 なんでこんな苦しいんだろう。 なんで…なんで…。