「流本とちゃんと別れの挨拶したの?」 「えっ…いや…べつにそんな仲じゃないし…。」 「えー、でも、流本のこと好きなんじゃないの?」 えっ・・・?! 動きが止まる。 全身が止まる。 呼吸が止まる。 心臓が止まる。 一瞬ね。 「そんな…そんな感情ないよ…。」 私は少し声のトーンを下げた。