「凄いっつうかバカだよ。あ、警察には言うなよ」

「はい。分かってます」

「しかし、微妙なところ突いて来やがったよな~、一生忘れられねえよ。最後の言葉が「ジッポーが!メラメラ~!どっか~ん!」

だぜ?たまらねえよな。両親が知っても微妙だとおもわねえか?」

「・・・・・わが子の死因について?」

「ああ。それと最後の言葉な」

「微妙ですね~」

「とても言えねえよ」

 すると店長がクスクス笑い始め、堪り兼ねて爆笑した。

「メラメラ~!どっか~ん!だって!あははははははははははは!!!!」

 僕もつられて笑い出してしまった。

「全然、微妙じゃねえよ!ド直球だよ!あいつ、ただのバカだよ!あはははははははははは!!!」

「あははははははははははは!!!!」

 と、突然店長が真剣な表情になり

「お前は笑うな!俺は「微妙だな~」と二週間笑えなかったんだ!」

 そういい終わるや否や店長はブーッっと吐き出して笑い始めると

「いいや!バカだもんそいつ!笑っていいっすよ!」

ストリートコア END