「二人には、俺から言ってみるけど……」
「けど?」
言葉に詰まった嵐を、小首を傾げながら促した。
「出来れば、俺が先に廉さんに会いたいんだけど……」
「えっ!?」
「いや、前から会いたいと思ってたけど……。俺らもずっと会ってねぇし、何か言い難かったんだよな……」
小さな声で言った嵐は、きっと電話の向こうで照れていたんだと思う。
あたしは込み上げて来る喜びを抑え切れずに、クスッと笑った。
「何だよっ!?」
「ううん……。あたしも嵐に会いたいよ」
そして、ずっと会っていなかったあたし達は、3年振りに会う約束をした。
両親の事はその後で決める事にして、少しだけ他愛のない話をしてから電話を切った。
「けど?」
言葉に詰まった嵐を、小首を傾げながら促した。
「出来れば、俺が先に廉さんに会いたいんだけど……」
「えっ!?」
「いや、前から会いたいと思ってたけど……。俺らもずっと会ってねぇし、何か言い難かったんだよな……」
小さな声で言った嵐は、きっと電話の向こうで照れていたんだと思う。
あたしは込み上げて来る喜びを抑え切れずに、クスッと笑った。
「何だよっ!?」
「ううん……。あたしも嵐に会いたいよ」
そして、ずっと会っていなかったあたし達は、3年振りに会う約束をした。
両親の事はその後で決める事にして、少しだけ他愛のない話をしてから電話を切った。