昼頃に起きて昼食を済ませ、掃除と洗濯をする。


ベランダで一緒に干してあるあたしと廉の服を見る度に、何だかくすぐったい気持ちになる。


洗濯物の隙間から差し込むポカポカ陽気が、すごく気持ちいい。


あたしは太陽に向かって、思い切り腕を伸ばした。


「よしっ♪」


次は身支度を整えて、近所のスーパーに買い物に行く。


夕食の献立を考えながら、いつものように買い物を済ませた。


一人で住んでいた時は、夕食なんて作らなかったけど…


今は廉の為に、毎日きちんと作っている。


すごく疲れている時には面倒臭いと思う事もあるけど、彼の為に何か出来るのは嬉しい。


あたしは、キッチンで買って来た食材を確認しながら、夕食の下拵えを始めた。


そして一通りの準備を済ませた後、今度は出勤する為の身支度を整え始めた。