暖かいベッドの中で、あたしは今日も廉の腕に抱かれて、柔らかな夢の中へ――。


夢の中でも廉に会えますようにと、心の中でこっそり祈って。


彼の甘い香りに包まれて、深い深い眠りに就く。


ここが自分(アタシ)の居場所。


廉の腕の中が、一番好きな場所。


彼の甘い香りは、媚薬のようにあたしを虜にする。


眠っている間も、廉はあたしを優しく抱き締めて、何度も幸せを感じさせてくれる。


ここは、自分(アタシ)の安らげる場所。


1日の始まりに廉の腕の中で目を覚まし、1日の終わりに彼の腕に抱き締められて眠る。


こんなにも幸せな事は、きっと世界中のどこを探しても見付からない。


あたしにとっては、本当に幸せで掛け替えの無い事なんだ。


廉……


あたしは明日も、あなたを愛しています……