「高橋、帰ろ?」

「うんっ!」


今日も、いつも通り帰った。




「エリカ…?」


「‥ま、す?」



「エリカに…ヒカルじゃん!」

胸が高鳴った。




ヒカルへ向かっていた気持ちが、


ゆっくりとマスへと戻っていく。





あぁ、どうしようもない。


この胸の高鳴りは、
止められない。





気づいてしまった…



マスは、予想以上に私の中で大きくなっていたんだ。