ヤバい…!

ヤバくない??ιι




久々にテンパるあたし。








きっとさっきの試合でピンが取れちゃったんだ










首筋の半分しかない長さの髪から

長い髪が出ているのは不自然だった。







「え……紫乃??ι」





真衣が困惑しているのを気にしないで


高く積み上げられた飲み物とお菓子の山から
タオルを発見して

急いで首にまく。







タオルが上手くほつれた髪を隠してくれた。





だけどこのままじゃ
試合にも人前にも出れない。






次の試合まであまり時間がない。








早く髪をとめなきゃ!!ι








そのことしか頭になかった。