「…ッユ…ユウ……やッだ…あ~」
やっと口を離してくれたかと思ったら優の手は私の制服の中へ。
「やだあ~…ハンッ…やッ…」
嫌だよ…拓海だったらこんなこと…
こんなときにまで拓海のこと考えている私。
そうとう重症だな。
そんなことを考えている間にも行為はエスカレート。
優の手は胸から下へ。
「アッ…アン………ヤァ…」
優の手をつかんで行為をやめさせようとするが中々やめてくれない。
てかなんで私がこんなことされなきゃいけないの??
もうやだ…

ガチャ
屋上の扉が開き出てきたのはなんと…拓海。
いきなりの拓海の登場にずっと動き続けていた優の手は止まった。
その隙に優から離れる。
「お前何やってんだよ」
拓海は優の前に立つ。
「拓海に関係ねえだろ?俺ら付き合ってんだよ」
そういって優は私の肩を無理やり抱く。
「ありすが嫌がってんだろ、離せよ」
私の腕をひっぱり自分の方へひっぱる。
「お前今セフレのあみちゃんと一緒にいたんじゃないの?」
勝ち誇ったように笑う優。
今なんていった?セフレのあみ?
わけわかんないよ。
「それこそお前に関係なくない?」
だんだん荒々しくなる拓海の口調。
やばい…拓海がきれる。
「まあそうだな、そんじゃあ俺らの問題にも口突っ込んでくんじゃねえよ」
優がまた私の腕をつかもうとしたとき

バシッ

拓海が優の頬を殴る。
その衝撃で優は床に倒れる。
その隙にたくみは私の手を引いて学校の外に。