教室へ行く気がしなくて屋上に向かう。
私ずっと気付かなかった。
拓海のことが好きだって。
なんで私今まで気付かなかったんだろう。

2日後事件は起こる。
朝いつも通り用意をする。
その日は雲ひとつない快晴。
不思議なことがたくさんある日だった。
起きて下へ行くと美咲ちゃんが朝ごはんを作っていた。
「ありすおはよ」
コップにコーヒーを注ぎながら美咲ちゃんが言う。
「美咲ちゃん珍しいね、こんなはやく」
さくらはもう席についてご飯を食べていた。

「あれ？自転車が動かん…」
玄関からでていつものように自転車を用意しようとすると自転車が動かない。
あきらめて歩いて学校に行くことに。
「なんで自転車動かんのだろう？帰ったらなおさな」
となりでは文句を言っているさくら。
「まあたまにはいいんじゃない」
学校が目の前に見えてくると後ろから人が…
「さくら～ありす～おはよっっ」
それはさくらの彼女の夏帆。
さくらには珍しくさばさばしたしたタイプの女の子。
さくらは夏帆にひっぱられて行ってしまった。

お弁当の時間。
奏と机をあわせてお弁当を食べる。

ドンッ
いきなり教室の扉が開き優が入ってくる。
そして私の前に。
「ちょっときて？」
優にひっぱられ屋上に、
「何？せっかくのお弁当だっ…」
いきなり優にキスされる。
なにこの人？？
優を突き放して屋上を出ようとする。
扉は鍵がかかっていて開かない。
後ろから肩をつかまれ押し倒される。
無理やりキスをする優。
力はあるほうの私だけど男の力には勝てない。