「嫌い?だれが?さくらがうちのこと嫌いになるはずないじゃん」
どんなけポジティブ?なんかいらいらしてきた。
鞄の中からたばこを取り出す。
「さくらがうちのこと好きっていうから付き合ってんだよ?嫌いとか…」
あることないこと言っちゃって。
たばこに火をつけて煙をはく。
「まあそうやって思っててくださいな」
そういって一方的に電話を切る。
なんか腹立つ女。
「あいつ?」
さくらが私のたばこを奪って吸う。
「そうそう、まじあのポジティブむかつく」
らむとだいきはゲームに夢中。
と思ったら「もう帰るねえ~」といって帰っていった。

「あいつら勝手に人のゲームやりだしたと思ったらすぐ帰って、意味わからんな」
さっきまで大揮たちが遊んでいたゲームを片付ける。

「ありす~ご飯作って~」
下から美咲ちゃんが叫ぶ。
「わかった~」
そういって台所にむかう。
美咲ちゃんは料理がとても苦手で毎日って言っていいほど私がご飯を作っている。
まあご飯作るぐらい苦にならないからいいんだけど。


「はあ~」
お風呂からあがって携帯を見る。
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全部かなこちゃんから。
「ほんとめんどくさい女」