堪忍袋の緒が切れたあんずはあみの目の前に仁王立ちになると…

バシッ

あみの頬をたたく。
中学生の頃、あんずとありすは最強の不良コンビとして君臨していた。
一時期暴走族にも入っていた2人、喧嘩三昧だったくらし。
そんなあんずの一発は見事あみの頬を的中しあみの頬は一瞬にして真っ赤になった。
あみは叩かれた頬を押さえて半泣きになっている。
「あんたいい加減にしなさいよ、たくみにふられたからって意味わかんないことしてんじゃねえよ」

その一部始終を見ていたさくら。
ありすはこのことを知ることはずっとずっと後の話。