屋上の鍵を開けようとしたらすでにあいている様子。
ん?外に誰かいるのかな。
おそるおそる扉をあけるとあみとたくみの姿。
もしかして、と思いいけないと思いながらもついつい盗み聞き。

「ごめん、呼び出して」
下をむきながらしゃべるあみ。
どうやら2人も今来たみたい。
「いいけど話しってなに?」
あきらかに不機嫌そうなたくみ。
「あのね…まだたくみのこと好きなの、あきらめらんないの、だからお願い…付き合ってください」
たくみの返事をどきどきしながら待っているあみ(と私)。
たくみの返事は…
「何回言われても答えは同じだよ、けど今回は本気で好きな人いるから」
「それって、ありす?」
えっ私?ないだろ、てか絶対有り得んだろ。
と思いながらも少し期待しちゃってる私。
「それは…」
 
チャララ~

うん悪く私の携帯がなる。
「だれかいるのお?」
やばっ私は階段を駆け下りて保健室の前まで走る。
最悪だあ~てか肝心のところ聞き逃しちゃった。
軽くショックを受けながら保健室の扉をあける。
「具合でも悪い?」
保健の先生(さなちゃん)が心配そうに見つめる。
「大丈夫‼さぼりきた~」
そういっていすに座る。
さぼるときはここか屋上なので毎日のように来ている保健室は軽く常連さん状態。
さなちゃんとしゃべりながらあのだいぶタイミングが悪いときになった携帯を開く。

[今日帰れんから☆]

という美咲ちゃんからのメール。
こんなメールのせいで肝心のところを聞き逃したなんて…

教室に戻るといつもと変わりないあみとたくみ。
たくみあのあとなんて言ったのかな?
気になるけど直接きけないよね。
授業がはじまってから数分後、
ブーブー
-新着メール1通-
あみからだった。
[あみちゃん撃沈(~o~)ふられちゃったよ~↓けどたくみの好きな人も聞けたし後悔はしてないよん☆いろいろ相談乗ってくれてありがとう(^^♪やっとあきらめがついたよ(^^ゞ]
やっぱあのあと好きな人言ったんだ。
返事を送った後睡魔に襲われた私は眠りにつく。