ピッピ
目覚ましを止めて起き上がる。
ああ~眠い、昨日結局決められなかった服を選ぶ。
これでいっか。
服に着替えて用意をする。

待ち合わせ場所へ行くとすでにあみがまっていた。
「ごめん~まった??」
小走りであみのもとによる。
「大丈夫だよ‼行こっか」

夕方、散々遊んで疲れた私たちは近くにあるファミレスに入る。
「はあ~楽しかったあ」
満面の笑みでこっちを見るあみ。
「うちも楽しかったよ」
「たくみのことなんだけどさ…明日、告ってみようと思うんだけど、…これでだめならあきらめるつもり」
そういってしゅんとなるあみ。
「そっかあ、がんばってね」
それしかかけてあげられる言葉がなく、メニューに目をうつす。

しゃべりつくして現在夜9時。
あみの「そろそろ帰るか」の一言で解散することに。
「今日は本当楽しかったよ、ありがとうね」
「うんっまた遊ぼうね」

あみと別れて5分後。
今よくわからない公園にいる。
完璧に道に迷っちゃったよ~。
私方向音痴だったのすっかり忘れてた。
さくらに電話しよっかな~。
さくらに電話しようと携帯を手に取ったとき、
「ありす??」
聞き覚えのある声、後ろを振り返るとたくみ。
たすかった~
いきさつを話すとたくみは家まで送ってくれた。