「わぁ〜」
「すげぇ…」
私たちは、ただただ驚くばかり。
立派な門構え。広い庭園。見るからにお高そうな建物。
おまけに部屋は海が見える離れ。
当然ながら源泉掛け流し露天風呂つき。

「ねぇ、本当に一人5千円なの?」
「あぁ、親戚が経営してるから安くしてもらったんだ。」
「でた、金持ち!」

大介は社長の息子さん。だからこういうコネはかなり強い。


海を眺めつつ温泉につかり。おいしい料理もいただき。食べるの大好きな私としては大満足。

このままのんびり寝てしまいたい、なんて思っていたら桃が、こんなことを言い出した。
「さて、お腹もいっぱいになったことだし、卓球でもいきますか♪」


「え〜、今から?のんびりしたいんですけど〜」
と言おうとしたけどそんな暇もなく、大介と優を連れて出てってしまった。

気を遣ってくれたのかな?