『演劇部と第2演劇部のどっちかが大学の学祭で演劇するかのオーディションの結果、第2演劇部に決まりました。』
「やったよ。梨奈、歌音。みんな。勝ったんだね。私達。」
「勝って泣こうぜな展開だにぇい。てかミハル泣きすぎ。」
けど売れしいんだもん。
「バカな!!我々が負けるなんて!」
礼毛先生?
「贈賄に下手な演劇されてもねぇ。」
「贈賄!?我々はやってないぞ。5万円の贈賄は第2演劇部じゃないのか?」
「あら?額は言ってないわよ?」
「だがだからと言って我々がやったとは言えないだろ。」
「けどこれ、見てよ。こーれ。」
「ん?なになに『5万円で演劇部をよろしくお願いします。演劇部顧問礼毛』」
「なんでこんなのがあるのかしらねぇ。」
「しまった!生徒会室に忍込み予算の5万円盗んでそれを贈賄しそれを第2演劇部がしたように見せたのに。こんな簡単にバレたとは。」
「礼毛テメェ!!!」
バカァ
!!!羽乳先生が礼毛先生に鉄拳を!!
「礼毛テメェよくも・・・今のはオレの怒り、これは第2演劇部と演劇部の怒り!」
バコッ
「そしてこれがテメェのせいであらぬ疑いをかけられた生徒達の怒り!!」
バカッ
3度鉄拳をぶつけた羽乳先生は何も言わずその場を去ってく。その背中からは何かが見えた。そんな気がする。
その後の私達第2演劇部は学祭に向けて新しい活動を始めた。
そして先生2人だけど、羽乳先生はあのあと何事もなかったかのようにふらっとやってきて、お祝いにとブンデス先生や私達を食べ放題に連れてってくれた。それと顧問に復帰もしてくれた。
ブンデス先生だけど、羽乳先生が部に復帰するとサッカー部に戻った。元々サッカー部の人だったんだけど羽乳先生にムリヤリ代理を頼まれてたからそうなるよね。