次の日の職員会議
「まぁそーゆー訳でだ・・・、羽乳先生。また会議中に漫画かね。まったく毎度毎度。少しは真面目に会議に参加したまえ。」
「どーせ昨日の生徒会予算の話でしょ?真面目に参加できる訳ないでしょ?」
「どうゆう意味だね?」
このジジィまだわかんねぇのかよ。
「あぁ!わかんねぇのか!だったら教えてやる!!さっきから聞いてりゃ生徒が犯人なんて前提で会議しやがって、そんな自分のガッコの生徒を信用しねぇような連中と会議なんざできる訳ねぇだろうが!!」
「羽乳先生!言葉遣いをもう少し考えたまえ!!」
「うるせぇ!!教頭!!テメェはそんなに偉ぇのか?違うんじゃないのかって言えねぇあのジジイ共(校長に院長)はそんなに偉ぇのか?なめんなよ!!ウチのガッコの生徒は予算なんか盗ってねぇ!!オレがそれを証明してやるぜ!!!」
そう言い終ると同時に職員室から追い出された。どうも疎ましいようだ。上等決めやがって。犯人がオレの弟分妹分な生徒じゃなかったら落し前つけてもらうからな!!!






「よぅ。朝練頑張ってっか?」
「先生?今職員会議中じゃ・・・?」
「追い出された。」
「はぁ???」
みんなビックリしてやがる。ムリもねぇか。職員会議中に追い出される先生とかきかねぇもんな。ま、そんなんどーでもいいか。
とりあえず予鈴までの朝練の監督でもやるか。しかし、円海とか他の部活のために頑張ってくれるヤツも珍しい。そしてその頑張りのためにもいいものをオレらの演劇で作るんだ。







「羽乳のバカはいるか。」
文出子?いくら同僚だからってバカはねぇだろ。
「いたか。」
「何の用だよ?サッカー部の朝練に行かなくていいのか?」
「堀下や立向宇がいない間はやってくれっからな。だいたい、何の用だはないだろ。お前のフォロー大変だったんだぜ?正直お前の考えもわかっし同じ意見だが、露骨に参加しないのもどうかと思うぜ?」