「新聞部ー!!!」
バドタン
羽乳先生!?
「お前らどーゆーつもりだこの記事は!?」
「落ち着いて羽乳先生!彼らも一応被害者なんだから。」
「被害者だぁ?」
私は取りあえず取材に来、この記事を書いた新田君にバトンタッチすることに。
「先生、実は我々は演劇部に圧力をかけられああ書かざるを得られなかったのです。そう、圧力をかけたのは礼毛先生だったのです。あの人は新聞部の部費や生徒会が管理してる我が部の予算を人質に脅してきたのです。」
「なっ・・・あのクソヤローが!!!ちょっとぶっ飛ばしてくる!!」
まずい!今そんなことしたらオーディションが!!
「待って先生。」
泪佳ちゃん?
「気持はわかるけど今殴りに行ったら私たち第二演劇部が危ないわ。」
「じゃあどーすんだよ?」
「決まってるでしょ?第二演劇部の演劇で勝てばいいの。どうせこの記事は先生が逆上して問題を起こすよう仕組んだものだろうし。」
「そうそう、勝ってからでもいいんじゃない?礼毛先生を思いっきり殴るのは。」
へっ、そうだよなぁ。なんて表情で先生は立ち止まる。
「表立って応援はできませんが、必ず勝ってください。」
乃莉海も必ず勝てと言ってくれた、桃琴ちゃんだって勝つって信じて指導してくれてる、新田君立ち新聞部の目も勝つと信じてくれてる目。みんなの想いが詰まった来週のオーディション、負けられない!
「信じてくれてありがとう。副部長として宣言します。私たちは信じてくれてるみんなのためにも、演劇部の悪事に屈しない証のためにも必ず勝つことを!!」
今はそう言うしかなかった。そして必ず勝たなきゃいけない!!