オーディションの情報から書く台本を追加しなきゃっぽい。あとは注意もしなきゃね。


次の日
「よぉ、オーディションのことだが、どうだ?」
「とある情報筋からの情報から、台本をある程度作ったからあとは先生がどれにするかを選んでください。」
「おっ、三好はスゴいなぁ。こんなに台本作って来るとはな。」
「先生、私も書いてきました。」
「桜鈴が書く台本って怖いからな。あんま見たくないな。」
「も~先生ヒドい(怒)」
桜鈴咲莉夢(ろうりえりな)ホラー大好きな台本担当。私も台本担当なんだけど、私みたいに役者もやってるんだ。
「ちょっと待って。先生。」
「どーしたんだよ。三好。」
昨日キョンちゃんから聞いた話をしよう。
「オーディションはオムニバス感覚でいろんな演劇をしていいらしいから私の台本のとの台本のをやったらどうかな?で、演劇と演劇の間にお約束のコントを入れるの。」
「なるほどなぁ。イイ考えかもな。でよぉ、これ高得点狙いでだろ?そのプランは。」
「さっすが先生。わかってんね。」
「あぁ、勝たなきゃだもんな。あの馬鹿の演劇部に負けたらハズいもんな。」
馬鹿、礼毛先生か。羽乳先生と礼毛先生は互いに問題児教師で互いに仲が悪い。
「COBRAのどこがつまんねーんだよ。あのグラサンチョコめ。勝ってその面白さを思い知らせてやんぜ。三好、つー訳でCOBRAとかTRIGUNのオマージュ台本書いてくんねーか。」
「ごめん先生。私じゃ書けないから。でも私は好きだからヴァッシュもコブラも。」
「ありがてーぜ三好。あとは配役だが、台本を見てから決めるぜ。それと堅松に条公、セットのこともおって連絡すっからな。準備しといてくれ。」
寡黙で堅実な堅松剣(けんまつけん)、姐御肌な条公令(じょうきんれい)。第二演劇部の大道具や小道具、セット班のチーフを勤めてる2人だ。ウチの部はセットだとかはこの2人や双子の兄弟がそつなくやってくれるから4人でことたりてるから役者の数が比較的多かったりする。
「そしてだ阿波天・・・じゃなくて間兄妹」
間義右(あいだぎみ)、間雫莉左(あいだだりさ)、1年後輩な双子。音響担当は兄の義右君で演劇に合いそうな音楽を選ぶのは妹の雫莉左ちゃんだ。