「でもお姉さんのが時間あると思うんだけど。」
「うん。それがね・・・。RUI☆ってネトア知ってる?」
「え?知ってるけど。」
いきなり何を?泪佳ちゃんとRUI☆の関係って?
「実はね、RUI☆って私なの。」
「え?マジ?」
そーいえばどことなく似てなくもないか。声もそれっぽいし。
「実はさ、私雷夏お姉ちゃまの手でRUI☆にされたの。しかもお姉ちゃまによるとヒマ潰しで私をネトアにしたらしいの。」
その後も泪佳ちゃんはRUI☆になってからのことを話してく。
「それでね、今回のに使う曲のCDを私が選んで買うことになったの。それでミーちゃんにも選んで欲しくってさ。」
「そーゆー訳なんだ。うん。私もCD見たかったし。あ、歌音も誘う?」
「歌音ちゃんか、どうしようかな。」
「ねぇねぇ、話は聞いてたよ。私も付き合わせてよ。スコア見たいし。」
聞いてたんだ。
「じ、じゃあ歌音ちゃんも一緒行こうか。」
歌音がスコア?歌音って音楽やってたっけ?まぁいいや。



「おっ、ルイルイ、こんなんどうかな。」
歌音が渡してきたのはけいおん!のCDだった。
「けいおん!か~、もうやったけど。」
「そんなこといわないで買ってよぉ~(泣)」
?何で歌音はあぁもけいおん!のを買わせたいんだろ?・・・あぁ。そーゆーことかぁ。
けいおん!関連商品を2点以上の購入でレジにて30%オフらしいのだ。で、歌音はけいおん!のスコアを買いたいらしく、買わせて値引きをさせたいようだ。
「じゃあ・・・もってない初音ミクじゃダメ?」
「どれどれ?初音ミクとけいおん!のを合わせても可か。バッチリO.K.だよ。」
!!!けいおん!と初音ミクでも!?このお店、大丈夫かなぁ?あ、私も明日のよいちのキャラソン買おっと。







「ミーちゃんも歌音ちゃんも今日はアリガト。楽しかったよ。」
「いや~私も楽しかったよ~。まさかこんなとこでこのスコアに出会えるとは思わなかったしね。」
歌音はさっき買ったけいおん!のスコアをギュッてしながらルンルンにそう言う。
「そーいやミハルってさ、近くの本屋でマンガ買ってたでしょ。」
「うん、まぁ、資料に。」
「実はねぇ、私たちも買ってたのだよ。ジャジャーん☆」
そう言うと歌音と泪佳はカバンから本を取り出した。