「・・・フゥ。」
「どしたんミハルため息なんかしちゃって。ため息なんかしちゃってっと運が逃げ出してモテなくなるよ。」
歌音(かのん)?
「したくてしてる訳じゃないんだけどね。」
「そりゃそーなんだろーけどね、悩みなら聞くよ?」
悩みなら、か。おねがいしようかな。
「ねぇ歌音、聞いてくれる?」
「えっ?最近ハヤリのネトア(ネットアイドル)のRUI☆より私って可愛くないって?そー思うなら整形でもしたらどうだい。」
「そんなんじゃないから!!てゆーかまだ何も言ってないし。」
「あ、そうだったね(笑)続けて。」
まったく、そりゃ私よりあのネトアのが人気あんのは知ってるよ。でも言うかな。てかネトアと比べたことないし。
「そうかな?RUI☆とミハルの人気は同じぐらいじゃないか。」
シモン君。堀下星門(ほりしもしもん)、さっきからこっちを冷たい視線で見てる筧王鈴(オズ)君とツートップで活躍するウチのサッカー部のエースストライカー。カッコいいし性格もいいから女子にファンは多い。おかげでシモン君と仲がいい私たちはよく女子からにらまれるの。
「や、その話じゃないから。そうだ、シモン君も聞いてくれないかな?男の子のことで悩んでるんだけど。」
歌音やシモン君は一瞬ニヤ~と笑いながらこっちを見る。
「あ、男の子は男の子でもウチのセロお兄ちゃんだから。」
一瞬2人はつまんないなぁと言いたげな顔になる。悪かったわね。
「実は、セロお兄ちゃんが入院することになってね。」
「帽子屋の進行が原因で?」
「違うから。こないだ色々あって両腕痛めちゃってね、2~3日入院することになったの。それでね、お見舞いに何持ってったらいいかなって悩んでたんだ。」
「ほぇ~、ミハル相変わらずお兄ちゃんっ子なんだな~。よし、この歌音に任せなさいってね。ここは杏香ちんの活躍をまとめたブロマイド集だよ。」
「もう持ってった。」
え?そうなん?なんて顔で歌音はこっちを見る。
「杏香ってあの藤林杏香だよな?なんだ?オメーらってあの恐怖の女王と知り合いかよ。てかミハルの兄貴って藤林杏香のこと好きなのか?」
「好きを超越してるから。ウチのセロお兄ちゃんは。」
「どしたんミハルため息なんかしちゃって。ため息なんかしちゃってっと運が逃げ出してモテなくなるよ。」
歌音(かのん)?
「したくてしてる訳じゃないんだけどね。」
「そりゃそーなんだろーけどね、悩みなら聞くよ?」
悩みなら、か。おねがいしようかな。
「ねぇ歌音、聞いてくれる?」
「えっ?最近ハヤリのネトア(ネットアイドル)のRUI☆より私って可愛くないって?そー思うなら整形でもしたらどうだい。」
「そんなんじゃないから!!てゆーかまだ何も言ってないし。」
「あ、そうだったね(笑)続けて。」
まったく、そりゃ私よりあのネトアのが人気あんのは知ってるよ。でも言うかな。てかネトアと比べたことないし。
「そうかな?RUI☆とミハルの人気は同じぐらいじゃないか。」
シモン君。堀下星門(ほりしもしもん)、さっきからこっちを冷たい視線で見てる筧王鈴(オズ)君とツートップで活躍するウチのサッカー部のエースストライカー。カッコいいし性格もいいから女子にファンは多い。おかげでシモン君と仲がいい私たちはよく女子からにらまれるの。
「や、その話じゃないから。そうだ、シモン君も聞いてくれないかな?男の子のことで悩んでるんだけど。」
歌音やシモン君は一瞬ニヤ~と笑いながらこっちを見る。
「あ、男の子は男の子でもウチのセロお兄ちゃんだから。」
一瞬2人はつまんないなぁと言いたげな顔になる。悪かったわね。
「実は、セロお兄ちゃんが入院することになってね。」
「帽子屋の進行が原因で?」
「違うから。こないだ色々あって両腕痛めちゃってね、2~3日入院することになったの。それでね、お見舞いに何持ってったらいいかなって悩んでたんだ。」
「ほぇ~、ミハル相変わらずお兄ちゃんっ子なんだな~。よし、この歌音に任せなさいってね。ここは杏香ちんの活躍をまとめたブロマイド集だよ。」
「もう持ってった。」
え?そうなん?なんて顔で歌音はこっちを見る。
「杏香ってあの藤林杏香だよな?なんだ?オメーらってあの恐怖の女王と知り合いかよ。てかミハルの兄貴って藤林杏香のこと好きなのか?」
「好きを超越してるから。ウチのセロお兄ちゃんは。」