午前11時、反乱陣営との決戦を開始、この時間講義ある敵は講義中に闇討する。(こちらの陣営は大半が忍の末裔だし忍だから闇討は割とできる)これである程度の敵は排除できるが残った連中の駆逐はムズいだろう。取りあえず闇討で戦力をある程度削っても数の上では不利、だから数人でグループを編成するのが得策だ。しかし気になることがある。信幸が昨日からいないのだ。ケータイもつながらないし心配しちゃう。まぁ今は目の前の抗争に集中しないとだけど。







決戦の始まりはゴングを鳴らして知らせるのが相場。
私にセロに弥宵に雷夏の主力チームは一気に大将を取りに行かなきゃだし。しかしそのためには他のグループの活躍が必要となる訳だが才太と咲月と数人のエンドラグループや他のチームが上手く立回ってくれてるだろう。特に咲月達のとこは戦力としてはかなり高くしてある。そう、咲月達こそが主力と想わせそちらに戦力を集中させるためだ。実際に主力を演じさせてるし。キャンパスを舞台にした壮大な戦争ごっこじみた抗争、所詮は素人の集まりってこともあって次々と倒れていくが数が多いからそれなりに苦戦、しかし死角を衝いてどうにかたどり着く。







4階空き教室
「ほぅ、やはり君達が来たか。主力を囮にする作戦をとは想定外だった。しかし、君が来るのは予想していたよ。藤林杏香。」
暮深の周りには鎖鎌を持ったごろつきが5人、副部長に織田信市に豊臣秀長がいる。ごろつきは誰かがよこした戦力らしい。だがそんなのどーでもいい。
私の合図で弥宵は両手のモデルガンを操り攻撃を開始する。が、
「お兄ちゃ~ん。忘物届けにきたけど。」
抗争に似合わぬ声、ミハルか!?来ちゃダメ!しかし入って来たミハルはごろつきに突き飛ばされキャンと叫び尻餅をつく
「おのれよくも妹を!許さん、赦さんぞ!貴様ら!!」
セロはごろつきに向って突っ込む。が、5人の鎖鎌に動きを封じられピンチだ。
「ぐっ・・・おのれ・・・卑怯な。」
「このままじゃヤバい!雷夏!ミハルを連れて退避!ミハルの護衛を頼む!!」
私の指示で2人は退避し私もセロの手助けにいく。が、
「藤林杏香の騎士エンドラの三好清蕗も大したもんじゃないな。」