智風の暴走だ。
こうなると私でも厄介だ。
ガラッ
「何々?今日ヤケに賑やかだけどキョンちゃん来てんの?」
み、ミハル!?ヤバい!逃げてミハル~!!

キュピーン☆彡
「こっこっこのリスとハムスターの雑種みたいなのが・・・セロ妹・・・?」
プルプル・・・ワナワナ・・・
あ、あれ?なんか変な効果音が出てるんだけど・・・?なんかヤバいフラグバリ3だ~。ミハルはようやく自分にかかるであろう事態に気付き慌てて逃げ出そうとするが、
「スッゴくかーいぃんだけどぉ~!!!」
ガバチョッ
恐るべき速度で智風はミハルに抱き付く!
「ひあっ!?」
智風に抱き付かれたミハルはどうしようもできず智風のされるがままだ。
「う~っ、help!たっけてポパイ!たっけてお兄ちゃんにキョンちゃん(泣)」
「まぁまぁそう言わずにさぁ♪あ、セロ。セロの妹ちゃんお持ち帰りしちゃうね☆彡」
ダメでしょそれは。強奪もダメだから!!うん、智風も年頃の女の子らしく可愛いものに目がない。でもこれは度を超えてる気がする。このお気楽サイドテール娘は小動物みると人が変ってこんなキャラになるのを忘れてたよ。
「智風さん!」
ん?邪魔しないでよセロと言わんばかりに振り向く智風にセロは
「スーパーメーゴーサー!!」
琉神マブヤーの必殺技を繰り出した!!
ペチカっ
いや、凸ピンだ!スーパーメーゴーサーで凸ピンだぁっ!!
「智風さん、三羽琉も嫌がってっからやめたってください。」
まったく、しやぁないわねぇ。と智風はミハルを開放する。
「そりゃそうとさぁ、杏香いつごろウチに戻るん?」
なっ・・・いつごろってそりゃあ・・・
「智風も聞いてたでしょ?今日は戻らないって。」
「え~何でなんで?それじゃ信幸って人見れないじゃん。」
や、あのバカ見せ物じゃないし。
「チェッつまんないの~。」
ホントたまに思う。智風みたいなキャラはたまに取っ付きにくいって。