パパッチは一瞬出てしまった笑いを堪えようと肩を震わせてる









そんなパパッチをちひろは不愉快そうな顔で見ている










「…………何笑ってんのよ」








「…っあはは!!わ、悪いっ………プッ………!……」







「何なのよ!!」





「ははっ……っ悪いって…………………お前の親父、どこの社長だって?」








「CUの社長よ!!」







ちひろはフンッ!と胸を張りながら得意気にそう言った












「…………CU?」







「そうよ!!」







「C…CU……ぷっ!…マ、マジで?」







「ほ、本当よっ」







「あ~…マジでおもしれぇ。たかがCUなのかよ」









そう言ってパパッチはどこかに電話し始めた。










どこに電話してんだろ……











「あ、久しぶりだな門脇」





「!?」







門脇という言葉に、ちひろが驚いてる








『みっ…………宮島様!!いいい一体どんなご用件でしょうか…!…』








受話器からは、焦った男性の声が聞こえた







声を聞き、ちひろは「パパ……」と呟いた







「いや~アンタの娘がさ?、『パパの力でリストラさせてやる』ってついさっきこの俺に言ってきたんだよね~。」







『むっ…………娘がそんなことを!?』






「パパさんが俺をリストラするって言うんだったら、こっちにも考えがあるんだけどなぁ」







『そ、その様な事は何があっても致しませんっ』







「けど娘さんはリストラしてやるって言ってんすよ、……パパの力でね」