「え!?普通じゃ無いの!?」






皆にめっちゃ首ふられた…………









し、知らなかった…………












「はいはい。お前家の事はあんま周りに言うなよ…………」







「な、何かごめん…」







「えーっと、由衣の父親をリストラだっけ?門脇」












あたしのカミングアウトでしばらくポカーンとしてたちひろは、ハッとしてパパッチに上目遣いをする








いちいちウザい奴……









「そ、そうなんですぅ♪あたしのパパ、凄い会社の社長なんですよぉ」








「ふーん」








「……パパッチどうする?リストラされちゃうね。」







「プッ!リストラか!!。超笑える」







「リストラで笑わないでよ……。」













ちひろはあたしとパパッチのやり取りを、不思議な顔で聞いている










「……先生ぇとアンタは親子なの………?…」










あ、知らなかったんだ









まぁ転校してきてまだ1ヶ月も経ってないもんね








「あぁ。」




「うん」













あたしとパパッチがそう言うと、
ちひろが突然笑いだした









「あはははは!!空き部屋36の家を持つ父親がどんな職業やってんのかと思えば……………………教師!?あははははっ!リストラなんかチョロいじゃない!!」








ちひろは本当に楽しそうに笑ってる。










そんなちひろを見て、笑いを堪えきれなかった人が一人




「ぷっ!!」






パパッチ…………