けど変わりにママッチが答えてくれた。



「あたしと正平(パパッチの名前)が偉いから。」



「…ふ~ん?」





偉いだけでこんな家作れるんだ…。





じゃぁあたしは将来そのお偉いさんを継ぐのかな?





自信ねぇ…………。





「あれ?そう言えば隣にも超豪邸あるよね?あそこも偉いの?」



「偉い偉い。って……お前知らないのか?」



「なに?」




パパッチはとんでもない事を教えてくれた。





「あそこ彼方ん家だぞ。」



「…あそこ?」



「隣。」




「…………。」



「…………。」



「ええええ!!?」


「遅い。」





隣ってそこにある奴でしょ!?




リビングからちょっとだけ見える。塔みたいなのをあたしはガン見した。






あれが彼方ん家…………。





デカイ!!!
(ここも充分デカイ。)