おき……う!

何か声が聞こえるけど気のせいかな

…きて…ゆ…!

まだ聞こえる
何なんだよ一体…

「おきてよ!ゆう!」

「ぬぁぁぁぁぁぁ!
なんだ、一葉か。
社会が終わるまで寝かしてくれ。」

「何言ってるの?
もしかして祐…時計見てみて」

言われた通りに時計を見てみる。
すると短い針が上、長い針が下を指していた。

「12時…半…」

「そうだよ?祐、もしかして社会が始まる前から寝てた?」

「……ま、まぁな」

「全然誇れないよ…
あ!そんなことより!一緒にご飯食べよー」

「ああ、いいぜ」

いつも昼飯は一葉と良信と食べている。
毎回良信は一葉に邪魔者扱いされてるけどな。