俺は一葉をなだめた後、奏の話をした
ウチの家族になること、
学校に通うこと、
前の家のこと




「うえーん!そんな事があったなんて悲しすぎるよー!」

「ほほう。そんな事があったのか」

「奏には友達がいないんだ。
2人共仲良くしてやってくれ」

「もちろんだよー!奏ちゃん!よろしくね!」

「天見さん、よろしくな」
「う、うん。よろしくね」

奏は初めての友達に少し戸惑っているようだった


「そういえばさ、奏ちゃんってどこで寝てるの?
確か祐の家って他に部屋が無いよね?」

痛い所を突いてくるな

「そりゃあ俺がリビングで寝てるんだよ」

「えっ!?祐…一緒に居てくれるんじゃ…」



何て事を言ってくれてるんですか!?