俺が家に着いたのは家を出てから五時間後だった…

このあともまだ疲れるかもな

奏を良信と一葉に紹介するのだ

「奏、ちょっといいか?」

奏は買ってきたゲームを早速やりはじめている

「んー?」

「今から俺の友達呼んでいいか?」

「いいけど…なんで?」

「お前だって夏休みが終わったら学校に通うんだし友達だって欲しいだろ?」


そう
コイツは親父によって夏休み明けから同じ学校に通う事になったんだ

「友達かぁ、うん。私も友達欲しい!」

なんかいつもと違ったような気がした

「…奏、前の学校では友達はいたのか?」

「ううん。スゴい暗い娘だったから友達はいなかったんだ」