「違う、違うの。
祐に離れて欲しくないの。
明日の買い物だって一緒に行って欲しい、
一緒にゲームもしてほしい、
一緒に寝て欲しい。

祐がいないとね、不安なの。
祐が学校に行って1人になった時は不安で不安でしょうがなかった。

祐が帰ってきてうれしいのに意地張って声かけて貰ってもあんな事言っちゃって…
祐が部屋にいるととても安心出来たの。

祐が部屋を出てった時は目の前が真っ暗になった気がしたの。
だからね?祐、お願いだから一緒にいて?」


不安にさせないって朝決めたのにさっそくさせてるじゃないか

「奏、ごめんな?
じゃあ一緒に寝ようぜ?」

「うん!!」

泣きながらも笑顔を俺に見せてくれた

2人してベッドに入る

俺は距離を開けたつもりだが奏の方から抱き付いてきた

「このままでいいのか?」

「うん。スゴい安心するよ」

まあ、この位ならいいだろう

明日の買い物はやっぱ俺が行こう

なるべく、奏には涙を流させないようにしよう