「ふーん」

それ以上良信は詮索することは無かった
詮索されると返事に困るから逆によかったがな

学校に着くまで会話が無かった
教室に入るとまたいつものように一葉が飛び付いて来た

「祐ぅーー!…あれ?どうしたの?」

一葉にも気を使われてしまった

「色々とあったんだ
何も聞かないでくれ…」



その後の授業も寝る事は無かったが全く上の空だった

「はぁー」

俺は昼飯を食べながらため息をついていた

「祐どうした?今日のお前はお前じゃないみたいだぞ?」

そこまで俺は変か…

「良信君の言う通りだよ?何かあったなら言ってみて?」

まだ奏の事は言わない方がいいかな

明日からは土日だからな
ウチに読んで奏を紹介するか

「今はまだ、だな
それと2人共、土日を空けといてくれないか?」

「いいぜ」

「うん。いいよ。でもどうして?」

「2人に話したい事があるんだ」

2人とも承諾してくれたな

まぁまずは奏との仲を戻さなくちゃな