歩く事10分我が家に着いた

「普通な家ね」

「どんなんだと思ったんだよ」

「もっときれいな感じ
何かガッカリ」

「文句あるなら泊まらなくていいぞ?」

そう言うと彼女はうつむいてしまった
どうしたのかと思っていると震えた声が聞こえてきた

「ご…めんな…さ…い
もう…言わないから」

やべぇ!泣かしちまった!

「嘘だよウソ!」

「ホントに?」

「ああ!」

そう言うと彼女は目を擦りこっちを見てきた

「もう言わないでね?」

「あ、あぁ」

不覚にも涙ながらの上目遣いにドキッとしてしまった