「今までね、誰も目があっても話かけてくれないし、話かけても相手にして貰えなかったし。
夜は毎日寂しかった。
祐が話しかけてくれて嬉しくて。いきなりゴメンね?」

「大丈夫。じゃあ早速ウチに行こうぜ!」

そう言って座ってる彼女に手を伸ばした。

「うん!」

彼女は笑って俺の手を取って立ち上がった。


家に着いたら理由を聞かなきゃな。
どんなに辛い事があっても聞かなくちゃいけない気がする。