《コンコン♪》

「未稀やで。ちょっと話せぇへん?」

私は静かにドアを開けた。

「どないしたん?何かあったの?」
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!!うっ、うぅ…」

「優奈、大丈夫やで。私が話聞くから。まずは落ち着くことが大事。泣きたいだけ泣いてええで。」

私はお姉ちゃんの言葉通り泣くだけ泣いた。

それだけで少し気持ちが落ち着いた。

私は話すことにした。