いよいよ貴大と遊ぶ日がきた。


服装は貴大からのご指名で制服。


待ち合わせは夕方だから、まだ時間がある。


私はベッドで横になり、亜月に電話した。

亜月に電話なんてあの日ぶりだ。


『もしもし、どないかしたん優奈?』

『なんか無かったらかけたらあかんの?』

『いや、全然。何か優奈と話すのめっちゃ久々やなぁって思ったから。』

『確かにそうやね。』


このとき私はあたりまえやんって言いたくなった。

だってあれから気まずくてわざと避けてきたのだから。


『何か優奈の声がいつもより暗い気がするんやけど、何かあったん?』


私は名前を出さずにこれまでのことを話した。