今の時間ならタローのおかげで来てる人が少ない。



私だってだてに恋してない。
ちゃんと見てた


あの真面目な先輩は



この時間図書室で勉強してるって知ってるの




「先輩!!」

「…!」



勢いよくドアを開けたせいか
私がまた現れたせいか

先輩は驚いている。




「お願いです!
やっぱ誰か好きか気になります!」


「……高岡さん…」