「お前、わしを幽霊かなんかと思うとるじゃろ。そんなちっさい奴等と一緒にするな。」


じゃあ、なんなんだよ、、

…とりあえず肩の手離してくれえ!逃げたくても逃げれねえよ!



「信じとらんな。美空翔(ミソラカケル)。」


「当たり前だよ、じいさん。大体そんな風に言うってことは、お仲間ってことだろ?だいたいさ…」



ん?今じいさんなんてった?



「おい、じいさん、なんで…俺の名前知ってんだ?」



じいさんはますますにやっと笑って俺を見てきた。き、気持ちわり…



「お前のことならなんでも知っとるぞ。
美空翔、16歳。星城高校1年。学校での成績は並。運動神経も並。普通過ぎる自分に多少不満を感じている。唯一の取り柄はチェロで…」

「や、やめてくれっ!」




…全部その通りだ、むかつくことに。

つーかまじでじいさん何者?!