お葬式??



みんな…泣いてる。



『千恵美…』



「翔…ちゃん‥??」



『グスッ‥う゛っ‥』



翔ちゃんは声を押し殺して泣いていた



「待ってよ翔ちゃん‥私‥ここにいるよ??泣かないでよ‥私ここにいるよ!?ねぇ!!翔ちゃん!!」



『無駄ですよ‥千恵美さん‥自覚して下さい。あなたはもう‥死んだんです。』



「…あんた何とかしてよ!!約束したの!!高校卒業したら結婚しようって‥約束したのに‥」



私はどうしたらいいかわからず‥
ただ‥泣いて訴えた



『千恵美さん…』



「あたしの夢なの!!翔ちゃんと結婚するのが…あたしの夢なの!!」



私はその男に泣きすがった
泣いて…泣いて…
声が枯れるほど泣いた



『千恵美さん‥落ちついて‥』



「お願いだから!!あと一度だけでいいから!!私を翔ちゃんのとこに戻らせてよ‥」