視界が明るくなる。



「ここは…どこ??」



『天界ですよ。千恵美さん』



天…界??



声がする方を振り返ると、20代前後の若い男性がいた。



「あなた…誰??」



『私は、天国への案内人です』



「は??天国??何それ…家に帰らせてよ!!」



『それは無理です。あなたはもう‥お亡くなりになられたんですよ』



「私が‥死んだ??」



『はい』



「うそ…やだ!!嘘だ!!だって‥さっきまで翔ちゃんと‥」



『トラックに引かれて死んだのを‥覚えてないんですか??』



「トラックに引かれた??」



『はい』



「嫌だ‥何で!?嘘だ嘘だ嘘だ!!」



『…信じられないなら…下界の様子を見てみますか??』



「え??」



目の前にテレビのようなものがあらわれた