「…知ってる。"翔ちゃん"が知らない事も…」



『翔ちゃん…??』



「あ…」



翔ちゃんって言うのは…千恵美しかいない。



千恵美が…ここにいる。


戻ってきてくれたんだ。


冷たいものが頬を伝った


『千恵美…だったんだ』


「違うッ‥私は」



『好きだ。』



「え…」



『どれだけ…お前に戻ってきて欲しいって望んだか…』



「…ただいま…翔ちゃん」


ギュゥッ‥と千恵美を抱きしめた。



『おかえり…』



大好きだよ…ずっと。



永遠に。



気づいた



END