「それ・・・。」

「えっ?」

「それ、貸して?」

「あっ、はいっ!」


私はその持っていたボールを渡す。


「下・・・。」

「はいっ?」

「下の方・・・そのボールばっかり。」


あっ・・・。

私は下ばかり飾り着けをしていた。

そして、知らない間に・・・ボールばかり。

って、言う事は、私はジュンばかり見ていた事になる・・・。

どうしよう・・・恥ずかしい。


「ユウちゃん?」

「えっ?」

「顔真っ赤だけど大丈夫?」


ジュンは心配そうに私のおでこに手を当てる。