「それはすいませんでした」
急に低くて太い声が聞こえた。
私はびっくりした。
なぜなら誰もいるはずのない背後から急に声が聞こえたからだ。
とっさに振り返り声の主をみた。

まあふつうにみれば合格ライン。
身長180㎝ぐらいで
顔は…小栗旬と水嶋ヒロをたして2でわったかんじ。
結構学校でも注目浴びる方だと思うオーラだった。

「あいつらうるさいっしょ(笑)みんな可愛いから〜」って言って仲間の元へ行った。


「あいつなんだろうね。うちてっきりキレられるかと思った。」
って言ったけど優奈は返事をくれない。

『ちたかも』
優奈が2、3分後に口を開いた。

「ちたかも?」
私はちたかもの意味がわからなかった。

『だからあの人に一目惚れしたの!』
と優奈が言った。

まさかの!みたいな私の気持ちがあるなかカラオケパーティーの難関、自己紹介が始まるようだ。