今は、電車の中。


私の隣に座ってるのが玲音。

んで、舞帆のとなりが蒼真君。


なんやかんや、言っても舞帆は蒼真君のこと好きなんじゃないかな?


「なぁ、冴衣?」

「ん?」


そういって、顔を近付けてくる玲音。

いまにも飛び出してきそうな心臓。


唇がくっつくかくっつかないかぐらいで玲音が、


「プッ。顔まっかー」


そういって、笑ってくる。

「えっ?ちょっ!!〜〜っ、みないでよ!!」


また、

「林檎みたい」


って言って、笑いをこらえていた。