「こらぁ！席つけ、席！」



担任の石井が教室に入って来た。



それにしてもなんか平和だな。
人生に刺激がないっていうの？
なんかもっとハプニングとか
起こしてくださいよ、神様。



まぁそんな人生も嫌じゃないけど。



って私はおばさんか！



「おい長井！」



なんて考えてたら
石井に呼ばれた。



「は、はいっ！」



「お前はどう思うか？」



えー…何がよ(泣)



クラスの視線が私に集まる。



「聞いてなかったなんて
言わせねぇからな」



石井はニヤッと笑った。



神様！違うんです！
こういうハプニングじゃ
ないんですって！



え〜い！やけくそだ！



「…とっても素晴らしい
と思いますよ。はい。」



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