眩しいと思うのは光だけのせいじゃない。

苦しいと思うのはキミがふざけた事言ったからじゃない。



“人助けだと思って”
“俺を好きじゃなくてもいいから”



そんなキミがいつの間にか愛しくて。でも私の役目は終わったから。

私が居なくても、キミはもう大丈夫だから。

全てが解決したらちょっと寂しくなったんだ。


「ねぇ。私に感謝してんなら一発殴らせてよ」

「あ?」

「そんで床に寝て?」

「ああ゛?」

「……いいじゃん。私に借り作ったままでいいの?男たるもの、そんなんでいいのか?」

意地っ張りアッキーはチッと舌打ちを返して来た。